タイランドと猫とわたし

うさぎ年のはじめに思うこと

 今年の年明けは、ポーランドはKrakow(クラクフ、と読む)で迎えました。雪が吹きすさぶ極寒でしたが、ホットワインで命をつなぎつつ、花火もジモピーと楽しみました。大晦日前日には、アウシュビッツに行く、という何ともディープな年の瀬だったのですが、こんなのも、ありでしょう。旅については、写真とともに、いつか書きます。

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  旅から帰って来て、こっちの友だちに会って、やーやーやーと再会を喜んで(といっても会っていなかったのは3週間ぐらい)、そのホットワインを再現したものを味わったり、写真を見せたりして、そして、なんとなく、ずいぶん語ったのです。

 「今年はどんなふうになろうか」というのがわたしたちのトピック。こういうのを真剣に、でも緩やかに、そして真摯に、温かく話し合える人、そして機会というのは、そうそう出会うことができません。ずいぶん話した。そして、時差ボケは治らず。。。

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(以下、自分自身のために、書き留めておきます。長い。読みたいかたは、どうぞ。)



 「今年を、どうしたい?」という質問には、わたしは、したいことがたくさんあって、どれも大切で、だから大忙し、と答えただろうかな?近い目でも、長い目でも、見つめる先はいろいろあって。

 Krakowで、Chopinのピアノ会に行ったのです。Chopinはポーランドの人だからね、いろんなところで、そういうのをやっていました。それに聞き惚れながら思ったのです。ピアノを、クラシックピアノを、もう一度しっかりやろう、と。ピアノを借りていて、毎月レンタル料を払っている。レッスンに通うようになれば、お金はかかるけど、でも、きちんと弾いてあげないと、そっちのほうがピアノがもったいない。ジャズもビーバップもやりたいけど、でも、いつも心はクラシックに戻るもん。やっぱり、自分はそれがしたいんだ。しみじみ思いました。

 こういうのって、ふと、心に舞い降りてくる。ひらめき、とも思うけど、でもとてもずしんと確かに心に到着する。だから、ひらめきのように突然やってきたとしても、それは実は、日々の自分の積み重ねなんだと思う。自分が求めているもの。もっと欲しいもの。自分が手を伸ばそうと思うところ。

 アコーディオンを買いました。プラハで。練習したい。バンドで使えるようにしたい。

 三線、次のコンクールはまだ先。でも、先、先、と思っていたらすぐに時は来る。先生の前でいつでも弾けるように、恥ずかしくないように、練習したい。

 以上、音楽のこと。これは近い目、ね。

 自分のキャリアのこと。

 今の学校で、Field Trip to Japanというのを企画しました。日本への学習旅行みたいなもの、と思ってください。学校の許可がおりて、今、準備が進行しています。一歩進んだ、2010年。今年それを実現させて、成功させて、自分も学びたい。経験をつめたらと思います。

 自分が教えている、IBこと、International Baccalaureateというコース。特に母語話者の文学コース。教える内容が大学レベルで、日々勉強。そして、教えるのはというと、高校生。日本で勉強したことがない、日本語母語話者。課題はいろいろ。IBでのキャリアを積めば、いろんな意味で、自分の糧にもなるし、そして、将来的にも武器になる。手を抜かず、一生懸命勉強したい。生徒といっしょに、日々邁進です。昨年度から教え始めたので、今年度で初めての卒業生を出します(IBは2年コースなのだ)。その子の、いい結果とともに羽ばたいていくのを、見たい。

 ここまでは、今自分がついている仕事のこと。小さなことはたくさんあるけれども、これら2つが、特にがんばりたいこと。

 これからどうするのか、今の学校で、バンコクで教え続けるのか。もし望めば、不可能ではないと思います。でも、わたしはいつもゴールが必要。目指すものがほしい。同じことをなんとなくで続けることはできない。もし、これから先、学校を変わろうと思うことがあっても、中等教育に関わり続けたいし、英語のキャリアを生かしたい。だから、これら2つは、現実的にも、がんばって損はないはずです。

 それから、目の前の仕事とは関わらないけど、キャリアのこと。

 もう一度、論文を読みあさりたいと思います。大学院を修了してから、しばらくしていなかったこと。論文と平行して、専門書もたくさん読みたい。自分の頭を、アップデートしたいです。これは、純粋な知的好奇心です。自分が今までいたフィールドから始めて、それに関わるもの、好奇心の及ぶところ、いろいろに手を伸ばして、勉強がしたいです。これは、いつも思っていたこと。でも、今年は、上に書いた、クラシックピアノのような感じで、ずしーんと、「やるぞ」というのが心に届いたのです。もういちど、大学院に戻りたいと思うかもしれない、思わないかもしれない。もし思うようなら、そして、自分はまだできる、と自信が持てたら、それはそのときにまた考えること。今は、ただ、勉強がしたい。

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 「今年はたくさん走るぞ」とか「いろんな国に行くぞ」とか「痩せてみせるもん」のような、目標は、ありません。なぜだろう?

 それから、一緒に東欧を旅していた子と、旅行中よく話したこと、「うちらは結婚せんのんか?」「こんなに仕事に打ち込んでいて、いいのか?」(彼女も同業者なのだ)ということ。それが今年の目標に入っていないのはどういうことだ?と、ワインを片手に友だちと話していても、確かに思いました。んー、と考えたけど、なんとなく、わたしの中では、自分自身のアップグレードと、そういうのは、全く別です。そういうことが起こるやもしれない。でも、だから、何?

 自分のもっているエネルギーは、たとえば100あって、でそのうちのいくらを勉強や仕事に使うのか、と考えていないと、そういうことは、起こらないと?そう思いますか?ほどほどにしないと、あんた生涯独身よ、それでいいんね?と、そうなんでしょうか?

 極端な話だけど、いつ病気になるかもしれない。いつ、妊娠して何もできなくなるかもしれない。何かで、同じ仕事なんかできないようなところに引っ越すことになるかもしれない。そんなこと、分からない。

 それは、そのとき、考える。わたしは、今、自分の中から「したい!」のエネルギーがみなぎる方向に、ただ、笑顔で進むだけです。そう、笑顔ね。だって、やりたいことがあって、それに打ち込める環境にある、というのは、とても幸福なことだと思うから。

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 友だちも、友だちでいろいろ考えるところがあって、それを聞くのも、おもしろい。人の考えとは、生き方とは、様々あるものだ。そういうことって、あんまりみんな話さないし、聞かないし、コメントもしないものだ、と友だち。それって、少し残念ね。

 と、こういうことを考えていて、わたしの頭は、午前3時になっても、まだ冴えているのです。あー、もう。学校始まったら、大丈夫か?ま、それは、始まってから考えよう。はは。
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