タイランドと猫とわたし

無の世界へ

 今日は、全クラス、いずれもお習字でした。

 彼らに墨のついた筆を持たせると、それは動く凶器に変わります。ぜっっっっっったい、わたしが掃除をするようなハメになるのは嫌だったし、制服が汚れただのぎゃーぴー言い出したら手に負えないし、ということで、今日は、「遊びのお習字」でもなく、「日本文化紹介のお習字」でもなく、「精神統一のお習字」をしました。

 「お習字ってなに?」「なんでお習字をするの?」と聞くと、

Japanese writing とか
Drawing とか
Decoration とか  いろいろアイデアが出てきます。

 ちっちっち。子どもたちよ、お習字はもっともっと深いのだよ。

 BGMに篠笛CDをかけ、わたしはいつになくゆっくり動き、低い声で話します。字は、書いたその人を表します。震えていたり、バランスが崩れていたり、太い線と細い線が混ざっていたりしたら、その人は、そういう心だということです。みなさんは、どんな心を持っていますか?

 筆と墨を渡す前に、メディテーション(瞑想?)をしました。姿勢を正して5分間、「無」の世界に行ってもらいました。mame「だれかいる?」 Pm「だれもいないよ」 mame「何か見える?」 Mck「何も見えないよ」 そして、mame「何か聞こえる?」と聞くと、「何も聞こえないよ」との答え!「mame先生の声ー」とか「変な笛の音ー」とか、そんな返事はないのです。

 すごいですねー。子どもって。

 目を開けた彼らに、"Welcome to the Calligraphy World(習字の世界へようこそ)"と言うと、そこにはいつにない、静寂の世界が!にたにたもしない、真面目な顔が並んでいました。

 ・・・ま、その後、その静寂は、一番長くても5分で終わるんだけど。

 しかし、これはなかなか好評だったのです。わたしも、その後が楽だったし。

 明日もお習字。明日も、無の世界に彼らを連れて行きます。わたしも、精神は乱れ放題。一緒に、精神統一してきます。
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