タイランドと猫とわたし

おまめその後

 おまめ、42度の熱。右肩に大きな「しこり」。これが、村の動物病院に行って分かったことでした。2月にも発熱でお世話になった村動物病院、今日も相変わらず、水タオルでばしゃばしゃ体を拭く、という治療を受けたおまめでした。

 しかし、今日の獣医さんは、これまでで一番、コミュニケーションが辛い方でした。わたしがアメリカ/日本から帰ってきたばっかりだからかなー。

 どのように「辛い」かというと、まず使う用語が、業界用語(獣医の?)です。たとえば、日本語で言うと、「うんちとおしっこ」と言わず、「排泄」という。「大きくなる」と言わず、「発育する」という。「なくなる」と言わず、「消滅する」という。で、「え、それってどういう意味ですか?」と聞いても、そのわたしの質問が伝わらない、もしくは、言い換え方を知らない、となる。

 もうひとつは、発音ですね。"bla" "bla"と言うので、何の事かと思っていると、どうやら、"blood"の様子。"tes"は"test"。これは、遠慮なくお願いして紙に書いてもらって解決した。

 でも、ずっと、こんな会話だったんです。



mame "Why did he get this spot?(なんでこのできものができたんですか)"
doc. "yes(はい)"
mame "・・・What is the reason he has got this bump?(このこぶのできてる理由はなんですか)"
doc. "yes(はい)"
mame "・・・He has got this thing because of fever? or because of something else?(このものは熱でできたんですか?それとも何か他のものでできたんですか?)"
doc. "yes(はい)"
mame "Fever?(熱なんですか?)"
doc. "yes(はい)"
mame "Or something else? (それとも他のものなんですか?)"
doc. "yes(はい)"
mame "What is that thing?(それって何ですか)"
doc. "yes(はい)"

 想像してください。この"yes"は、眉を下げて、「心配してます」という顔から出されているのです。だから、腹も立てられないわけで、でも、脱力するわけで。

 しかし、自分がタイ語ができないことを棚に上げて、母はがんばる。原因と結果の系統図や、予想される原因もしくは結果を箇条書きにして、%の横に"?"を書いてそれらの可能性を聞いて、絵までつけて。獣医も「困ったよー」という顔をしながら、例の業界用語を連発。だから分からんってば。タイ語辞書、持ってくればよかったなー。

 そして、少しずつわたしの意図するところが伝わってくると、獣医は、何についても"maybe"と言うではないか。「2月のけんかの傷が化膿してきたのかも」「2月の注射のせいかも」と言い、「2月ってずいぶん前なのに、急にそんなことってあるの?」「注射って熱があるからしてもらったのに、それが4ヶ月後に熱の原因になるなんてことあるの?」と詰め寄るも、"maybe"の連発。"maybe"なら、わたしでも、いくらでも言える。じゃ、それを確かめて。検査とかなんかしないわけ?せめてこれまでの経験や症例からものは言えないわけ?それがあなたの仕事でしょ。

 わたしと獣医の会話がやたら長引くので、おまめは存分にタオルでふきふきされていました。「にゃ、にゃ、にゃ」と抗議の声が横で。しかし!「このこぶがー」と、獣医が、その「こぶ」をペンの先でぴしぴししながら話し出したとき、母は怒ったよ。もー耐えられん!おまめもときを同じくして、「シャー」と怒りの表情。おー、我が子よ。

 結局、血液検査をされました。「結果は電話で伝えますね」って言われたけど、電話でコミュニケーションが成り立つとは、わたしには思えない。

 あした、また行きます。プチ入院をして、おまめは少し回復。タイル張りの家って、熱があるときには、いいね。
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by mamemama_blog | 2008-07-28 19:55 |
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