タイランドと猫とわたし

カテゴリ:UniversityofHawaiʻi( 7 )

時間の感覚

anu
1. cold [風邪]
※"anuanuになると、別の"cold[寒い]"、になります。ハワイイ語も、ここでは英語と同じ感覚を持っているのですね。Cognitive linguisticsの実験のネタ、考えてしまいそう。

= = = = =
 2日前ぐらいから、のどが痛い。のどが乾く。くしゃみが出る。熱っぽい。まさに、風邪の症状。

 でも、風邪なんてひいてない。ひくはずない。ひいている場合じゃない。

 熱ーいお茶を、終日すすっています。自他共に認めるカフェイン・ホリック(coffeeがないと生きられない)なわたしも、コーヒーが欲しくなりません。不思議なことに。

 風邪をひいているとしたら、そりゃ、無理ない。

 ばたばたーと帰国して、帰国後、すぐに大学院に復帰して、突然、寝不足の毎日。突然、気がぴーんっと張った毎日。でも、今までと違って、家族がいて、何より、家にはかわいい息子たんと、ご飯がわたしを待っている。そのあたりは、気が抜ける。

 大学まで、約1時間半、車を運転しないといけない、というのも、大きいかな。運転は好きだけど、だって、1時間半あったら、カウアイ島ぐらい1周できる???そんな時間感覚のわたし。

 無茶なことをしようとしています。重々承知。UHの、わたしをいつも温かく迎えて相談にのってくれた先生たちは、この状況に何と言うだろう。

f0085850_66234.jpg BBは、"You can go. Just do it."と言うだろう。あの、笑顔で。

 Amは、「それは、わたしは勧めないわ。」と言いそう。「Paradigmをもっと練らないと」と。で、少し考えて、「ちょっと待って、これがあったわ」とかって、何か論文を持ち出してくれる。わたしが何かひらめくのを、必ず後押ししてくれる。

 Lodsは、・・・なんて言うかな。「mameがやりたいなら、やったらいいわ。」と言うかな。そして、「どうして、そんなに早く修了したいの?」と聞いてくれて、そして、わたしが何を言おうと、とにかく、わたしが強くそれを願っているということが分かれば、最後には、必ず、それを応援してくれる。

 UHのLinguistics、SLSをご存知の方なら、誰のことを言っているか、わかるかな?

 しかし、誰が何と言おうと、わたしは頑張る。ハワイイ的に考えたら、1ヶ月半という時間は、決して短くない。だって、他にクラスもないし。実験室も、実験機材も、自由に使える。

 1ヶ月半あれば、できないわけない。

(写真は、毎日、毎日通った、UHのHamilton libraryから、Campus centerに向かっての道。今見ると、なんともまぶしい景色。)
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CALICO2006@University of Hawai'i at Manoa

 今、CALICOというconferenceに来ています。CALICOとは・・・

Computer Assisted Language Instruction Consortium

のことです。2006年は、本当にラッキーなことに、ここUHで開かれています。しかも、UH studentの特別割引があって、本来なら何百ドルもするregistration feeが、私は$25でした!

 世界中の言語教師が集まっています。素晴らしい学会です。本当に、ときどき、涙が出そうになります。ここにいる人たちは(私も含めて)、どうやって、言語を学ぶ人たちの助けになれるか、どうやって今の問題を解決できるか、について、一生懸命考えています。新しいテクノロジー ー 特にコンピュータ、インターネットを利用するということ ー をどうにかして活用できないか、と一生懸命なのです。

 教育とは、言語を学ぶとは、言語を教えるとは・・・。終わりがないですね。だから、私たちはここにいるのです。

 世界中の言語の先生たちは、温かく、真摯で、真剣で、明るくて、素晴らしいです。「こんな先生になりたい」と思わせてくれる人たちに、たくさん会うことができます。

 今、presentationを聞きながら打っています。Presenterは、ドイツ語の先生。発音を教えることに、どうやってテクノロジーが活用できるか、について話してます。では、彼のpresentationに戻ります。
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Final grade

manu
1. bird [鳥]
Ua loa'a ke ko'e i ka manu. (=The bird caught the worm. [あの鳥、虫を捕まえたよ。])

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 今セメスターの成績が発表されました。こちらは、履修登録も、gradeの発表も、全部onlineですすめられます。自分のアカウントにloginして、さあ、チェック。

特に隠す理由がないので、書いてしまいます。

Directed reading --- CR
Psycholinguistics --- A
Classic guitar --- A
Hawai'ian ensemble --- A+
Cognitive psychology --- A-
Second language writing --- A

 Psycholinguisticsが、Aだったのは、本当に嬉しかったです。Grad.のコースでは、そうそうBは出ないのですが、このコースの先生は、Bも出すらしい、との話を聞いていたのです。私はクラスのディスカッションに、もう、英語の問題でなく、内容が苦しくてついていけなかったし、ペーパーも、「Journalに投稿するように、きちんとしたものを完成させること」という高いハードルが設定されていて、本当に心配だったのです。でも、・・・Aでした。よかった。私がもらえたんだもん。このコースのみんながAをもらえたことと、信じています。

 Cognitive psychologyのA-は、悲しい。このコースでA+というのは、得点100%以上でないといけません。つまり、mid-termも、research paper homeworkも、finalも完璧で、さらにextra credit(クラスのアクティビティーに参加する)を獲得していないといけないわけです。私のA-は、この並びだと目立ってしまいますが、でも、「90%以上がA-、95%以上がA、100%以上がA+」という、なんとも高いハードルなわけで、non major(自分の本来の専攻と違う)だったし、いいか、と自分を納得させています。でも、・・・悔しいな。

 Second language writingは、L2のwritingを教えること、学ぶことについてのコースでした(English writingのクラスではないですよ)。ここでも、多くを学びました。課題も多かったですが、このコースの先生は、「相対評価」ではなく「絶対評価」、さらに学生ひとりひとりが、コースを受けるなかできちんと成長したかどうか、で成績をつけてくれる、本当に「先生のなかの先生」なのです(私の憧れの人)。彼女は、いつも私に細かいケアをしてくれて、そして、穏やかにAをもらえることができました。

 Music majorのコースは、楽しかったです。Hawai'ian ensembleがA+というのは、受けました。ははは。みんな元気に、本当に音楽を「楽しんだ」もんなー。ハッピーなコースでした。

 Directed readingというのは、個人で研究を進めて、個人でちょこちょこ担当の先生とコンタクトをとってコメントを仰いだり、プレゼンテーションをしてディフェンスをしたり、というコースです。私の先生は、先セメスターに私を苦しませ続けた、でも、言語学の面白さをとことん教えてくれた、愛すべきBBでした。この、「CR」の意味が、実は私は分からない・・・。何だ?調べてみます。私の研究は、BBの分野とどうもかぶらなかったので、セメスターを通して、結局彼と具体的にやりとりすることはありませんでした。・・・「だめ」という意味だったら、どうしよう・・・。

 本当に、終わってしまった。
f0085850_5105485.jpg mame-、クラスが終わったからって、だらだらしちゃいけんよー。

 あんたは、研究を進めんといけんのんよー。

 今こそ、進めんといけんのんよー。


 鳥すら、注意しているような気がします。ラボにいって、プログラミング、進めてきまっす。
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夏休み?

'ōmalumalu
1. cloudy [曇った]

= = = = =
 1pm。2pmが締め切りのPsycholinguisticsのペーパーを持って、Moore Hallに向かいました。友達がproof readingをしてくれて、「よく書けてるよ!」と励ましてもらって、元気を取り戻して朝手直しをして、プリント・アウトをして、ほかほかしたまま、5階のAmの部屋に向かいます。

 あ、エレベータが故障している。あれ?どの階も暗いなー。・・・5階まで駆け上がって、Amのofficeへ。「Am~、これ、私のペーパーですー」

 「mame、今日はMooreは停電よ。officeもclose。みんな締め出しよ。Paper dueは明日に延ばすわ。だからまだdueまで24時間あるわけだけど、new versionを書く?」

 「・・・もう、これでいいです。」

 あと24時間あろうが、1週間あろうが、もう、一緒だと思うよ、Am。私は全部出し切ったような気がしたのです。

 「お疲れ。読ませてもらうわね。」とにっこりAm。

 1:20pm、2:15pmからのCognitive psychologyのクラスのfinal examに向けて、早めに教室に行きました。水中で覚えた単語は、水中で再生したほうがいい。Auditorium225で覚えた言葉は、Auditorium225であるfinal examで再生しやすいに違いない。そんな考えの学生は、何人かいて、近所で一緒に勉強。質問の出し合いっこ。「Long-term potentiationを説明せよー」、「Acquisitionの3つのステージ、何だー」

 2pmには100人近くがやってきて、そして、Brn(先生)もやってきて、exam開始。mid-termより、簡単。わざと、四肢選択の中に、あとの用語解説で出てくる語彙が使ってある。mid-termでは脳みその絵から描かないといけなかったのが、finalでは脳みそは絵が載っている。あとは、部位を書き込むだけ。

 ぱりっ、しゃくっ、さくさく・・・。音がする。Brnが試験監督役をしながら、前でMaui style(私が一番好きな、ポテチ。ハワイイ・ブランド)を食べている。・・・早めに終わった学生が、ひとり、またひとり、と、Brnに手渡しに行く。ついでにMaui styleをひとつかみもらったりする。

 そんなのどかな空気のまま(私自身は、大変だったぞ)、final終了。私がBrnのところに行ったころには、もうMaui styleは売り切れ。ちっ。

 Auditorium225を出たら、今日も青い空。しかも、じりじりと暑い。そうか、私は、終わった。全部、終わった。

f0085850_12163439.jpg 「じゃあ、mameはもう夏休みやんかー」と友達に言われました。そうきたか。

 これから、実験をします。その準備をします。うまくいくかどうか、さっぱり分かりません。

 それよりも、他に考えることがたくさんあって、考えることは尽きなくて、私の頭は、なかなか「夏休み」という言葉がピンときません。空の色とはうらはらに、もやもや曇りがかかっています。


 やることも考えることも、まだまだたくさん待ってるぞ。でも、どのことを先に考えないといけないんだろう。どれが一番大切なんだろう。どれが、絶対失敗したらいけないものなんだろう。どれが諦めてもいいものなんだろう。・・・

 この数日間、精神的にも、身体的にも疲れました。ものがうまく考えられませんでした。ものがうまく話せませんでした。

 ちょっと寝て、考えます。今日のfinalに出た"incubation effect"。「問題解決を行っている際、選んだ方法が間違って行き詰まってしまったら、一度そこから離れるといい。間違えた、と分かっていても、人は、その近くを堂々巡りするもの。間違えた方法そのものを、忘れてしまったほうがいい。新しいことを考える余裕が、記憶システムに生まれるから」

 CogPsycho、日常生活で使えるぞ。

(写真はHamilton Library前の桜)
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いろいろあった

pupule
1. crazy [狂気の]

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 今日はいろいろなことがあったな。

 セメスター最後の日です。つまり、私の留学生活、今日が最後の正式なクラスでした。感慨深い・・・はずが、頭の中は考えることが多すぎて、そんな気持ちに浸るのをすっかり忘れていました。気が付いたら、先生が、レイをかけている(最後のクラス・ミーティングでは、学生が感謝の気持ちを込めて先生にレイを贈るのです)。先生が、セメスターのまとめをしている。Course evaluation formが配られる。「そうか、今日は最後なんだ」

 友達とランチを食べて、これまた最後のCogPsychoのクラスへ。私が他にとっているGrad(大学院生)のコースは、ペーパーを提出するのが基本。でも、Undergrad(日本で言うところの「学部生」)向けのこのコースは、Final exam(期末試験)があります。先生がfinalに向けて要点を解説している。学生の数が、いつもの2倍近い気がする。「よっしゃ、がんばれよー、おまえら(私は、アメリカ英語の"you guys"が、こう言ってるように聞こえる)」という感じで、早めにクラスは切り上げ。あとは自学自習。

 あ、終わったわ。

 ちょっと、ぽかん。としつつメールチェックをすると、先日提出したペーパーのfeedbackが返ってきていて、熟読。ひとり、コンピュータの前で涙する。できなくて悔しいこと、できたことが褒められて嬉しいこと。素晴らしいfeedbackがもらえて、そんなところで勉強ができて感動していること。そんなもろもろの理由。

 3pmから、Sanshin club at UH Manoaのfinal performanceに参加。「ハワイイ大学三線同好会」という感じかな。10曲ばかし、友人と民謡、古典などを弾きました。最後はカチャーシーも。「演奏者に」と言うことで、レイもいただきましたよ。嬉しかった。Sanshin clubを通じて知り合った人もいて、そんな友達と、もう会えないかもー、きゃー、とか話しながら・・・でも、頭のなかは、研究のことでいっぱいなんだなー・・・。そんな2時間でした。

 SLS(Second Language Studies: 私がいくつかコースを履修したdepartment)の、セメスター終了パーティーが、先日まで暮らしていた猫音楽屋敷の先生の家であるので、行きました。今セメスターで修了する学生が名前を呼ばれ、そしてレイをもらう。みんなで拍手。「修了かー、すごいなー、遠いなー」

 AngusとGwyneth(猫さんたち)に挨拶。先日持ち帰れなかったギターを持って寮に帰宅。

 どうしよう。終わってしまった。

 でも、私の研究、終わらないよ。進まないよ。三線とか、パーティーとか、やってる場合じゃないよ。どうして、私は、こんなに頭が悪いのだ。頭が遅いのだ。どうして、人は、夜寝ないといけないのだ?ご飯を食べないといけないのだ?人と話したいのだ?その時間を、私は勉強に使いたいのに。

 こんなセメスターの終わり方、とても悲しくて暗い。気が狂いそう。たぶん、もうずいぶん前から狂ってるけど。
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 どんよりした内容になってしまったので、写真ぐらいは、かわいらしいものを。ハワイイ島の溶岩の間から元気に伸びていた草とその実です。
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公費でハワイイ

Kepanî
1. Japanese [日本人]

Iâpana
1. Japan [日本]    ・・・どちらも、英語からの借用だそうです。
= = = = =

 私が日本で所属している広○大学から、交換留学を担当しているというおじさんたち2人がやってきました。おじさんたちのミッションは、おそらく、私たち(交換留学で来ている2人)と、来期UHから広○大学に行く学生の様子を見に来ることだったんだろう、と思います。

 短期でハワイイに来る人は、しかも、他人の金(大学の金でしょうね)で来る人は、ほんと、楽園ムード、むんむんです。私が、毎日血を吐きかけているこのUHキャンパス内にあっても、もう、目の前はパラダイスなのですね。

 「ハワイはいいでしょう〜」というお決まりの台詞に始まり、おじさんたちはご機嫌な様子で話を始めました。

 「フラ・ダンス、習ってないの?どうしてー。(mame:Cognitive psychologyとかぶってたの!(怒))日本でははやってるよ(知っとるわ(怒))。」
 「ダイビング、ライセンス取りなさいよ(持っとるわ!ってか、あんた何様!(怒))。クラス取ったらいいのに(そんなクラスあるかっ(怒))」
 「ビーチに行ってないの?せっかくハワイイにいるのに。(怒! 怒!! 怒!!! 怒!!!!)」

 話題の矛先が、来期から日本に行くKvnくんへ。日本のナイト・ライフについて。

 「西条(大学がある街)はね、酒が有名なんだよー。Japanese sake、強い?」
 「大学の寮はねー、男も女も入り乱れて、良くないねー。あっはは。」

 まだティーンエイジャーのKvnくんもたじたじです。

 あんたら公費で来たんじゃろ?もっと、せんといけん話があるんじゃないんね!

 今も、あのとき、おじさんたちの首を絞めなかったことを、後悔しています。あんたら、鳥インフルエンザ、アメリカ第1号か何かにかかってしまえゃーいいんよねっっ!

 Kvnくんは、とってもかわいらしい男の子でした。K-1が大好きで、レスリング部に入りたくて、平和教育にとっても興味があって、日本語が上手になりたいから、ど田舎の西条を選んだ、という、とっっっっっっても、いい若者でした。

 彼に会えたのは、良かったな。お姉さんが、日本語教えてあげるからね。
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雨上がる

ânuenue
1. rainbow[虹] e.g. Pi'o mai ke ânuenue. (=The rainbow arches overhead. [あっちに虹がかかってるよー。])

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f0085850_1103619.jpg 3月3日のおひな様の日、Cognitive Psychologyのmid-term(中間試験)がありました。で、その次の週に、結果が発表されました。さすが、CogPsycho。InstructorのBrnは、ばっちり統計を出して、平均点はもちろんのこと、標準偏差もグラフ付きで説明してくれました。かなり高いところに集まっている、ひょろっこいグラフでした。で、on-lineで発表された、学生個々人の結果・・・。あ、・・・。え?・・・・・・・・・・。

 私、びっくりするぐらい低い得点だったのです。

 風邪の体をひこずってひきずって受けた試験。エッセーの問題も多かったし、やっぱり、私の英語はBrnに理解できなかったのかな・・・。涙・涙・涙・・・。L2英語で専門のクラスを受けるのって、やっぱり高すぎるハードルだったのかな・・・。

 としばらく、暗ーい日々を過ごしていたのですが。いや、こんなことでは、いけないっ!なんとかせねばっ!口頭で説明すれば、エッセーのまずかったところも点がもらえるかもしれないしっ!と、一念発起して、思い切ってBrnのオフィスを訪ねました。「mid-term見せてくらはーい」

 自分の答案を受け取る。・・・ん?え?そんなに悪い???

mame: Brn, このチェックは、マイナスっていう意味?
Brn : Yeah!
mame: この数字は、部分点っていう意味?
Brn : Yeah!!
mame: この引き算、合ってる?
Brn : ・・・・・・・・・オーマイゴッード!!!!!

 統計をばっちり出したBrnは、私のテストの点数を付けるのに、引き算を大きく間違えていたのでした。チャン、チャン。あー、オフィスを訪ねてよかったーーー。といっても、平均点ぐらいですが、それでも、嬉しいっ。よかった!

 彼とおしゃべりをしたところ、私の得点は、英語の問題ではなかったらしいです。本当に、内容が間違えていたところが減点だったようです。

 間違えていたところは、Brnが、ナイスな笑顔で分かりやすく説明してくれました。で、「いつでも質問に来いよー。高得点取ってるやつらはみんな来てるよー。俺になんでも聞けぃっ!」と、なんだか、妙に爽やかでした。照れ隠しかっ、Brn!

 この調子で、finalもがんばりまーす。あ、その前にペーパーがありましたー。大変っ。
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