タイランドと猫とわたし

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すごーい

すごーい

 というのは、日本で暮らす外国人が覚えるなかでも、かなり最初のほうに入るのではないでしょうか。日本人、とくに女の人、大好きよね。口に手をあてながら、「すごーい」。

 今日、これを言われたわたしは、素で、「どこがですか。どこについてすごいって思ったんですか。」と言ってしまいました。いけん、いけん。「いえ、いえ」と、顔の前で手を左右に振りながら、顔は隠しつつ、申し訳なさそうな笑顔で、という正しいリアクションができませんでした。

 その、誤りのリアクションの結果、話相手はすっかりどきまぎしていました。

 でも、すごーいのあと、「え、なんか」ぐらいで、説明が続かないっていうことは、よく分からないけど、なんとなく驚いて、それを言葉にしたっていうことになるんじゃないかね。そう、驚きなのだ。

 インターで働いている、と言ったり、日本にしばらくいない、と言ったり、身の回りに日本人があんまりいない、と言ったり、そんなことを言っていると、この「すごーい」がやってくる。

 猫飼ってるんです、には来ないんだな。なんでだ?

 働いてお金をもらって生活をたてているのは、みんなしていること。タイ国外から猫を連れてきたことのほうが、よっぽどわたしとしては「すごーい」になるんじゃないかと思うんじゃけどね。
 
 「すごーい」をよく使う人。どうして「すごい」のか、説明する気はないんですか?
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わたしの小さなお城

 今の家に引っ越したのは約一年前です。前に住んでいた家が、なんだかだんだん居心地が悪くなってきて、そろそろ一人で住んでもいいか、とも思っていて、それでふと見つけた今の家。

 バンコクの都心、エカマイ通りのソイ4。緑の多いソイで、ジョギングをしている人、散歩中の親子など、のどか。大家さんがとびきりかわいいおばちゃんで、しかも日本人びいきときて、話はとんとんと進み。

 一年平和に過ごしました。緑の庭は平和で。庭仕事をする大家さん。犬と遊ぶ同じコンパウンドの人。その犬が追いかけては遊ぶ猫たち。なんとも平和。誰かがケーキを焼いたからと、焼きたておすそ分けしてくれる。庭のベンチに腰掛けて、もぐもぐ。

 家の中も平和。暑い夜はエアコン。前の家はエアコンがゼロで、それが居心地悪かったことの一部でもあったので、これはよかった。シャワーも快調。リビングからも、ふたつのベッドルームからも緑が眺められて。ココナッツの木で遊ぶりすたち、鳥たちに、おまめと一緒になって見入りました。

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これはベッドルーム。窓からは、素敵な庭が見渡せます。前の家ではベッドがなくて、床に直接マットレスをひいて寝ていました。おまめは、ぴょこんっとジャンプできる、このくらいの高さがよかったみたい。

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明るいリビング。わたしの場合、せっかくケーブルテレビがつながっているのに、へぼいテレビしか持ってなくて、NHKもまともに見られなくて、それは…うう。でも、もともとテレビは見ないし。窓からの明るい景色を眺めながら、ソファーでくつろぐ。おまめがタイルの床でごろごろ転がる。やはり平和。

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大家さんお気に入りのソファー。なんでも、窓をぶちやぶってまでしてどうしても二階に入れたかったとか(窓は修復されています)。横のランプもアンティークだとかで、なかなか素敵。おまめはなぜだか、爪とぎをしません。このソファーも被害にあわず。なんでだ?

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二階が住まいなのですが、二階用の入り口があります。一階から上がらずに、ドアを開けると、すぐこの階段、という仕組み。おもしろい。大家さんが入れ込んでいる(また)アンティークの仏陀か何かがあって、天井も高くて、ここは本当にいいところ。おまめの上下運動にもなりました。小窓からはちょうどおまめの目線で庭が見渡せて。外の猫たちとおしゃべりしていたような。。。

 ピアノが部屋の中に置けなかったのが、しいていえば、残念な点。大家さんが一階の一部屋をあけてくれて、そこに小さなピアノをねじ込みました。一度外に出て、それからピアノ部屋に入る、という仕組みになったので、ふと気が向いたときにピアノにつく、ということをしなくなりました。それはちょっと残念。弾く時間は、ずいぶん減ったな。

 しかし、全体的に、全くもって、すばらしい家!

 住みたい人ー???

そして
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by mamemama_blog | 2011-06-10 13:19 | お引っ越し

男泣き

毎日食べる食事が、たまらなく美味だと、男泣きに泣く男。
カリッ、ぐすっ、カリッ、うるる。

おまめ。8歳。

どうじゃっ!
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by mamemama_blog | 2011-06-06 21:15 |

変わるということ

 ずっとうまく行くと思っていたのに。

 このまま一緒に進んで行くと思っていたのに。


 というよーなじめじめがふと現れ、そして消え。またなんでもない顔で会いつつ、でもまたじめじめが顔を出してはじとっとする。そんな月日をずいぶんと過ごしました。

 しかし、じめじめくんは雨季とともに勢力を増し、もはや限界値に。ある日、じとっという感じではあるものの、小さな爆発を起こしたのでした。

 「もう、一緒にやるのはやめるわ」

 理由は説明がうまくつかない。でも、心にじめじめがあるというこの事実。どうにもこうにも。理由がどうであれ、続かないのは、続けられないのは、もう確実だもの。話し合う意味がどこにあるというだろう。

 と、自分に開き直りながら、でもずいぶん暗くなって。自己嫌悪かしらね。小さな旅に出ました。

 友だちと、川縁のバンガローでだらだらたらたら揺られながら、話す。川に浮かぶ小屋に泊まったん。

 変わるのも素晴らしいことだし、そのうえ、その変わることに素直に反応したことも、なんとも素晴らしい。

 という、友の言葉が、今週の第一位に輝いたと思う。

 わたしは、数ヶ月、お願いだからこれが幻であってくれ、気のせいであってくれ、と思いながら、もやもやじとじとしながら、一緒にやってきた。でも、そのもやじとから、どうしても目が離せなくなった。どうやら、幻でも気のせいでもなかった。


 変わったほうも変わって自然だったし、変わったことに反応したほうもそれが自然だったんだ。


 もう少しいい方法があったかどうか(爆発しないですんだかどうか)は、考える意味がない。もう、それは起こってしまった。もういいことにしよう。

= = =
 一年と少し続いた異国籍バンド。今日の晩を最後に、ギグをしばらくお休みします。彼らは彼らでやってほしいし、わたしもわたしでやっていく。無理に一緒に進むことはない。

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by mamemama_blog | 2011-06-04 18:48 | 音楽つらつら