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タイランドと猫とわたし

夏休みの宿題

 今日、院生時代の同級生に会いに、広島大学に行きました。久しぶりの、西条までのドライブ。あー、あのころは、寝不足の頭で、論文と車内のおやつを詰め込んだ鞄を乗せて、気晴らしになるCDをかけて、いろんなことを考えながらよく運転したもんじゃ。

 久しぶりにいろんな古い友だちに会う、という、主な目的も達成したけど、それに付随して分かった、良いこと。平日の総合大学に行く、というのは、とても良い。お買い物に、とても良い。

 専門書が、広島市内のちょっとした書店よりもよっぽど揃っている!専門が専門家でも納得できるように分かれていて(専門家の固まりなんじゃもんね、大学って、当たり前か)、下位分類も細かくて。あー、パラダイス、と思ったわたしは、やっぱり今でも勉強は好きなのね。

 夏休みは充電期間なり、という大義をかかげ、実際は大したことをしていない。けど、いや、今からでもおそーない。勉強しよう。




『教育心理学—学校での子どもの成長をめざして』 (心理学の世界 基礎編)
新井 邦二郎 (著), 佐藤 純 (著), 濱口 佳和 (著)

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 わたしは、科学的根拠のあるものに絶対的信頼をよせるタイプ。でも、これ。これは、科学的なものではないけど、こういうのも理論で、論理で、こういうアプローチなら自分にも馴染む。もう一度きちんと勉強しなおそうと思う。

現代文学理論—テクスト・読み・世界 (ワードマップ) 土田 知則 (著), 神郡 悦子 (著), 伊藤 直哉 (著)
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 文学のクラスがいよいよ本格的に始動する。文学って答えがないわけで、学問としては、結局、自分のなかでどう論理を進めて行って、客観的にまとめて、周りを説得するか、だと思う。いろんなことが詰まっている本だけど、自分の中で消化して、クラスのなかでそれが有機的に出せたらと思う。文学のクラスは、来年の楽しみのひとつ。

あたらしい国語科指導法 3訂版 柴田 義松 (編さん)
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(Amazonから画像を拝借したら、なか見検索がそのまま出た!)

 「あたらしい」と本のタイトルにつけるというのは、なかなか度胸のいることだと思う。だって、何ごとも、すぐに「あたらし」くはなくなるわけで。2010年改訂だってので、じゃ、いいかと思い、購入。わたしは、マニュアル的なものは苦手、でも、具体的な指導もほしいしー、という我がまま屋。これは、具体例を示しつつ、つまり、この根底にあるのは、こういう概念であり、定義であり、捉え方であると、説明がついている。教師というのは、当たり前のことだが、自分人間そのものが商売道具なわけで、つまり、十人いれば十通りのやりかたがあるわけで、マニュアルとはうまくいかないもの。これは、自分だったら、じゃ、どうするだろう?と考える材料を与えてくれそうな本。

 勉強はとても楽しい。
by mamemama_blog | 2010-07-29 01:04 | 本とか
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