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タイランドと猫とわたし

わたしの小さなお城

 今の家に引っ越したのは約一年前です。前に住んでいた家が、なんだかだんだん居心地が悪くなってきて、そろそろ一人で住んでもいいか、とも思っていて、それでふと見つけた今の家。

 バンコクの都心、エカマイ通りのソイ4。緑の多いソイで、ジョギングをしている人、散歩中の親子など、のどか。大家さんがとびきりかわいいおばちゃんで、しかも日本人びいきときて、話はとんとんと進み。

 一年平和に過ごしました。緑の庭は平和で。庭仕事をする大家さん。犬と遊ぶ同じコンパウンドの人。その犬が追いかけては遊ぶ猫たち。なんとも平和。誰かがケーキを焼いたからと、焼きたておすそ分けしてくれる。庭のベンチに腰掛けて、もぐもぐ。

 家の中も平和。暑い夜はエアコン。前の家はエアコンがゼロで、それが居心地悪かったことの一部でもあったので、これはよかった。シャワーも快調。リビングからも、ふたつのベッドルームからも緑が眺められて。ココナッツの木で遊ぶりすたち、鳥たちに、おまめと一緒になって見入りました。

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これはベッドルーム。窓からは、素敵な庭が見渡せます。前の家ではベッドがなくて、床に直接マットレスをひいて寝ていました。おまめは、ぴょこんっとジャンプできる、このくらいの高さがよかったみたい。

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明るいリビング。わたしの場合、せっかくケーブルテレビがつながっているのに、へぼいテレビしか持ってなくて、NHKもまともに見られなくて、それは…うう。でも、もともとテレビは見ないし。窓からの明るい景色を眺めながら、ソファーでくつろぐ。おまめがタイルの床でごろごろ転がる。やはり平和。

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大家さんお気に入りのソファー。なんでも、窓をぶちやぶってまでしてどうしても二階に入れたかったとか(窓は修復されています)。横のランプもアンティークだとかで、なかなか素敵。おまめはなぜだか、爪とぎをしません。このソファーも被害にあわず。なんでだ?

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二階が住まいなのですが、二階用の入り口があります。一階から上がらずに、ドアを開けると、すぐこの階段、という仕組み。おもしろい。大家さんが入れ込んでいる(また)アンティークの仏陀か何かがあって、天井も高くて、ここは本当にいいところ。おまめの上下運動にもなりました。小窓からはちょうどおまめの目線で庭が見渡せて。外の猫たちとおしゃべりしていたような。。。

 ピアノが部屋の中に置けなかったのが、しいていえば、残念な点。大家さんが一階の一部屋をあけてくれて、そこに小さなピアノをねじ込みました。一度外に出て、それからピアノ部屋に入る、という仕組みになったので、ふと気が向いたときにピアノにつく、ということをしなくなりました。それはちょっと残念。弾く時間は、ずいぶん減ったな。

 しかし、全体的に、全くもって、すばらしい家!

 住みたい人ー???



 この小さなかわいいお城を出ることになりました。

 家に不満は全くありませんでした(ピアノのことでちょっと「大満足」とはいかんかったけど)。ただ、友だちと、ひとつの家をシェアしよう、という話がしばらく盛り上がっていて、で、決まったのです。

 ちょっと、しんみり。。。

 大家さんに伝えたら、なんだか二人でしょぼんとしてしまいました。。。

 あと少し、残されたこの家での時間を満喫したいと思います。

 この家に住みたい!という興味のある方、連絡ください。
by mamemama_blog | 2011-06-10 13:19 | お引っ越し
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