タイランドと猫とわたし

Backpacker in Kailua

ho'omana'o
1. remember, remind [覚える、思い出させる]

'eke kua
1. backpack [リュックサック]
Na wai ke'eke kua 'ōma'oma'o? (=Who does the green backpack belong to? [あの緑のリュックサック誰のー?])

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 私はバックパッカーでした。18歳のときが最初のバックパッカー旅。基本は、1人。そういう、気ままで、ポータブルな動きが好きだったのです。女の子の貧乏1人旅は、時として危険と思われますが、これで楽しいものでした。とにかくよく「構われる」のです。1人で電車に乗っても、1人でお茶をしていても、1人でチケットを買っても。必要最小限の会話で終わることは、ない。地元の人との、通りすがりの会話。どうせもう会わない、と分かっている人との会話は、あっさりしていて、明るくて、そして、実は本音だったりします。

 思い立って、Kailuaの町に行きました。Backpackに、チーズサンドイッチ、ミントティー、タオル、パレオ、水着、日焼け止め、帽子、カメラ、そして、論文の束を詰め込んで。誰との約束もない、私がどこで何をしていようが、気にとめる人は、地球上のどこにもいない。何て身軽。

 Ala moanaまで行って、そこで56番バスに乗りました。友達は、「Kailuaに行くなら、ちょっと遠回りだけど、22番か58番がいいよ。海沿いを走るから景色がいいもん」と言いました。

 いやいや、私、この56番(57番でもKailuaまでは一緒)が大好きです。オアフの東の山を越えるのです。ハワイイの山々を両脇に見ながら進むのです。霧に包まれて、その向こうには、神々のいる険しい山々がそそり立つ。山の緑は、とても濃い。

 谷を抜けたかと思うと、突然、眼下に信じられないくらいのマリンブルーの海が広がる。「わぉー」と、つい声に出したら、前の席のおじちゃんが、「毎日この景色を見るけどね、俺もここの景色は好きさ」と、日に焼けた顔をくしゃくしゃにして笑いました。みんなが愛しているハワイイの自然。でも、一番愛しているのは、もちろん、地元の人。

 30分でKailuaの町中心部に到着。そこには、のーんびりした空気が漂っていました。平日だから、人も少ない。アメリカだから、歩いている人は少ない(みんな車)。それでも感じる、何とも言えないのんびりさ。

 アンティーク屋を探していると、Thrift shopがあったので、入ってみました。Thrift shopとは、リサイクル・ショップ、質流れ品屋、みたいなお店のことです。あらあら、素敵なアロハ発見。子どもサイズで私にもぴったり。あらあら、素敵な・・・。という調子で見ていたら、気分にエンジンがかかってきました。短パン、アロハ2枚を、$6.75でお買いあげ。信じられる?この値段。また、今度来るときは、お土産のアロハを買おう、と思いました(今ならリクエスト、受付中)。

 きままでのんびりした、Kailua住民は、アンティーク屋の方角を好きずきに教えます。あっちに行ったりこっちに行ったり。くたびれて、ビーチでランチとすることにしました。

 20分ほど歩きました。Kailuaの町は、haole(白人)が多いそうです。海に向かう道の両脇には、ボートやカヤックを並べた素敵な庭が広がる家々がありました。プルメリアが満開。マンゴーが一杯なってる。ポストの上に貝殻が置いてある。・・・マレーシアと似てるな、と思いました。懐かしい。

 そして、着きました。

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 この色。何も言えません。

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 白い砂浜が遠浅に続いて、子どもたちも楽しそうに遊んでいます。波も、Waikikiと違って、穏やか。

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 少し海に入って、あとは、椰子の木にもたれて論文を読んでいました。陽が傾いてきても、ウィンド・サーファーたちは、まだまだ頑張ります(ここは、ウィンド・サーフィンのメッカだそうです)。犬が男の子と散歩していました。2人は友達みたい。ときどき、どちらかがけしかけて、海に入る。一緒に泳ぐ。沖で抱きついて、また、波に乗って帰ってくる。また走る。また海にジャンプ!いい散歩ですね。

 さて、町に戻るか。

f0085850_3351967.jpg 海の入り口にあった、general store(よろず屋)で、Lion coffeeを買いました。

 Coffeeは、頭と体をほっとさせます。これまで、どうだったか、これから、どうするか。立ち止まって考えるとき、私を助けてくれます。

 私、coffeeそのものはもちろんですが、このデザインが好きです。Honoluluで、このデザインのカップでtake outできるところ、見たことないな。素敵じゃないですか?


 町に帰って、Macy's(百貨店)の店員に、アンティーク屋の場所を訪ねました。「2階の子が知ってるって言ってたわ。ちょっと待ってて」と、彼女が去った間、帽子売り場のおにいちゃんとおしゃべり。「今日の海はどうだった?」「静かで素敵だったよ」「あそこの砂は、足に吸い付いて、まるで<行かないで>って言ってるみたいなんだよ」「私も言われたよ」「だからきみのほっぺたに、砂がついてるんだよ」「あっ」・・・ついてました。

 3つのアンティーク屋の場所を教えてもらいましたが、もうそのうちの1軒しか開いていないとか(4:30pm時点)。その1軒に行きました。閉店セールをしていました。うわさには聞いていたけど、本当なんだ。31年も続いたんだって。悲しい。

 「また、来よう」と思いました。Kailuaの町に、アンティーク屋に、海に。私は、バックパッカーだ。過去形じゃない。今もバックパッカーだ。1人で、ひょこひょこ、うろうろするのが気持ちいいのです。そして、ハワイイの田舎町は、そんな人を温かく迎えてくれます。

 今度は、もう少し足を伸ばして、全米No.1と言われるLanikai beachに行こう、と思いました。バックパックを背負って、ね。
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by mamemama_blog | 2006-05-25 08:00 | 風景@Hawaiʻi
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