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タイランドと猫とわたし

こんなものか

pahuopu
1. goal [ゴール、目標] (※also means goalpost

※「音」でイメージをつくって、それで覚えてしまう単語ですね。「ぱふ」。
= = = = =
 夜、家に帰ってから、本当に久しぶりに、パソコンの電源を入れることもなく、シャワーを浴びたあとは、ベットで文庫本を広げて、そのまま眠りにつきました。 今朝は3時におまめと一緒に起きましたが、それでも、こんなに寝たのは久しぶり、という感じ。顔がむくんでいます。

 指導教官に原稿を提出して、そのフィードバックを待っています。今日、返ってくるものを思われます。そうじゃないと、間に合わんし。

 昨日は、論文の全体を発表した。15分、パワーポイントを映したスライドの前で話して、そのあと、質疑応答。15分というのが、短すぎた。時間配分ミス。そのあとの質疑応答は、しんどかった。でも、「そういう人が今までいたから、それに意義を唱えたくて、それでわたしはこの研究をやっているんです!」と、はっきり言えるところもあって。そんなことを質問してくださった方も、「それをmamemamaさんは主張したら、研究の意義が強くなるんじゃないの?」と気づかせようとしてくれたのかな(ポジティブ・シンキング)なんて思ったり。

 実験の結果とその考察に焦点が当てられて、それでディスカッションに火花が散ることだろうと思っていたけど、そうじゃない、"So what?"「だから、どうなのよ」のところも、ディスカッションになって。それは少し意外だった。

 "So what?"

 わたしは、本当に強く、それに答えられるのです。これは、大学院に入ったときから、ずーーーーーっと言ってきた主張。「世のえらそうな教師たちにこれが言いたい」「世の井の中の蛙な教師たちにこれを見せつけてやりたい」「えばりん坊の教師たちにやる気をそがれ、その芽を摘まれている学習者に、あなたは悪くないと教えたい」結局、最後まで変わらず、むしろ、もっと強くなっていった主張。

 わたしの主張は、いつも、いつも、「何、それ?」と言われる。そんなことあるわけないよ。誰がそんなこと言ってるの?それって実験やってわかるものなの?

 そういうあんたに、見せつけてやりたいんだよー。

 それを見せつけるには、科学的根拠しかないと思った。自分だったら、信じないからね。で、実験研究をした。そこまでは、いい。

 問題はねー。その次。その実験で、そこまで強いことが言えるような結果を出せなかったことなのですよ。とほほ。しかし、出せなかったのは、「ない」からじゃなくて、「出し間違えた」からだ、というのは、確信がある。実験計画に穴が多すぎたんですわ。

 今は、その穴をつぎはぎしているところ。見えないように、見られないように。で、ちょっとだけど見えた、わたしの主張の支え棒を、目立つように、派手に派手に。

 実験で見られなかったことを、そんなに広げてあーだこーだ言うのは、心理学の世界では御法度でしょう?淡泊に、細かいところだけ言って終わるのが、セオリーでしょう?だからね、発表では大きなことは言わずにおいたのです。

 でも、言わんといけんのね。かっこつけて。大風呂敷ではないけど、なんか、大げさに。心理学ではいけないけど、教育学ならいいってことなのかな。

 わたしが与えられた時間が終わって、みんながぞろぞろと部屋を去って、なんだか空気がどんよりしていた。

 「無理して、だだこねて、9月修了したいだなんて言って、どんなものかと思ったけど、こんなものか、やれやれ」

 そんな言葉が空気に混じっていた。

 でも、わたしの主張は、絶対に、正しい。そのやり方が、甘かっただけ。それが完璧にできないから、大学院生なんでしょう?学生なんでしょう?ここで勉強しているんでしょう?わたしだって、学習者なんだ。研究の。先生たちは、教育者なんだ。批評家じゃないんだ。わたしを育ててくださいよ。教育者は、芽を摘んじゃいけませんよ。

 芽を摘もうったって、摘ませないけどね。
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