芸術の秋
今日は、昨日のスポーツの秋、に続いて、芸術の秋、です。
Bangkok 9th International Festival of Dance and Musicに行ってきました。
そのなかの何だったか、というと。
Mikhail Granovsky指揮 Ekaterinburg Symphony Orchestra
このオケ、調べると、1912年から続く、伝統のオペラオケだとか。オペラオケが、交響曲?と思ったけれど、きっと、こういうのもやりたいんだろう、と思いました。
伝統オケなんだなー、と感じたのは、多くのおばちゃん、おじちゃんたちが、ばりばりかっこよくいいポジションにいること。コンミス、コンマスって、比較的若い人がやることが多いような気がするけど、ここは、貫禄のおばちゃんが、やはり、貫禄の腕前で聴かせてました。かっこよかったわー。チェロのトップのおばちゃんも、「あんたにゃ100年はやいのよ」という台詞がぴったりの貫禄っぷりでした。彼女もやはり、聴かせた。パーカッションチームも、平均年齢高かったねー。オケをずっと支えて、見つめてきている感じが、よかったです。思いこみかな?
●Scheherazade Op. 35 by Nikolai Rimsky-Korsakov
とても、おもしろかった。彼らも、楽しんで演奏しているんだろうな、と感じられる音でした。この曲は、聴いたことがなかったけれど、それほど奇抜なこともなく、甘いメロディーあり、弦の高速アップダウンの連続技あり、管好き放題部分あり、の、コンサート映えするピースだったように感じます。
それとも、そう思えたのは、彼らだったからなのか?
曲のはじめあたりは、「割と、真面目にきちんと弾いてるなー」と思いながら聴いていたけど、管が前に出てくるあたりから、なーんか、むにゅーっと、色が出てきたよ。ねっとり、とまではいかないけれど、さっぱりとは流さない、何か分厚いものがありました。コンミス、チェロトップの、おばちゃんたちの掛け合いも、渋みがあった。
●Symphony No. 9 in D minor, Op. 125 by Ludwig Van Beethoven
言わずとしれた、「第九」です。合唱団とソリスト連れて、彼らは、タイランドにやってきたのです。
全体的に、速い気がしました。2楽章の冒頭、弦のユニゾンに続くティンパニ、怒濤の勢いで弾けて消えた。そのまま、勢い維持で2楽章は力づよく過ぎていき、しかし、3楽章は、なかなか、夢のような弦の旋律でした。わたしは、見た。ここで、何人かの人の目が閉じたのを!
合唱団他、いくつかのパートが増えて迎えた4楽章。「あー、いい曲を書いたよねー、ベートーベンも」と思ってしまいました。つまり、そう思わせてくれた演奏だった、ということ。そこまで色濃くなかったけど、合唱団がとてもよくて、「あ、そういえば、オペラオケだったんだ」と、思い出したのでした。
4楽章の終わりは、ぎゃぎゃぎゃーっと速くなって、ずずーんと遅くなって、がはっきり演奏されていて、おもしろかった。濃かった。そのまま、もっていかれて、ピリオド、でした。
彼らの演奏は、とても素敵で、クラッシックの魅力を体が喜んでいました。やはり、自分はここがいいんだなー、と再確認もしたし。ちょっと、三線が続いてきているけど、やっぱり、ピアノが、弾きたい。わたしは、ここだ。誰かの伴奏を、したい。だれか、いませんか?
ちょっとね、最後の終わり方は、「えー、タイって・・・」と思ってしまうものだったけどね。ま、愚痴は言うまい。だって、素敵な演奏だったから。
一緒にいってくれたみんな、ありがとう♪
Bangkok 9th International Festival of Dance and Musicに行ってきました。
そのなかの何だったか、というと。
Mikhail Granovsky指揮 Ekaterinburg Symphony Orchestra
このオケ、調べると、1912年から続く、伝統のオペラオケだとか。オペラオケが、交響曲?と思ったけれど、きっと、こういうのもやりたいんだろう、と思いました。
伝統オケなんだなー、と感じたのは、多くのおばちゃん、おじちゃんたちが、ばりばりかっこよくいいポジションにいること。コンミス、コンマスって、比較的若い人がやることが多いような気がするけど、ここは、貫禄のおばちゃんが、やはり、貫禄の腕前で聴かせてました。かっこよかったわー。チェロのトップのおばちゃんも、「あんたにゃ100年はやいのよ」という台詞がぴったりの貫禄っぷりでした。彼女もやはり、聴かせた。パーカッションチームも、平均年齢高かったねー。オケをずっと支えて、見つめてきている感じが、よかったです。思いこみかな?
●Scheherazade Op. 35 by Nikolai Rimsky-Korsakov
とても、おもしろかった。彼らも、楽しんで演奏しているんだろうな、と感じられる音でした。この曲は、聴いたことがなかったけれど、それほど奇抜なこともなく、甘いメロディーあり、弦の高速アップダウンの連続技あり、管好き放題部分あり、の、コンサート映えするピースだったように感じます。
それとも、そう思えたのは、彼らだったからなのか?
曲のはじめあたりは、「割と、真面目にきちんと弾いてるなー」と思いながら聴いていたけど、管が前に出てくるあたりから、なーんか、むにゅーっと、色が出てきたよ。ねっとり、とまではいかないけれど、さっぱりとは流さない、何か分厚いものがありました。コンミス、チェロトップの、おばちゃんたちの掛け合いも、渋みがあった。
●Symphony No. 9 in D minor, Op. 125 by Ludwig Van Beethoven
言わずとしれた、「第九」です。合唱団とソリスト連れて、彼らは、タイランドにやってきたのです。
全体的に、速い気がしました。2楽章の冒頭、弦のユニゾンに続くティンパニ、怒濤の勢いで弾けて消えた。そのまま、勢い維持で2楽章は力づよく過ぎていき、しかし、3楽章は、なかなか、夢のような弦の旋律でした。わたしは、見た。ここで、何人かの人の目が閉じたのを!
合唱団他、いくつかのパートが増えて迎えた4楽章。「あー、いい曲を書いたよねー、ベートーベンも」と思ってしまいました。つまり、そう思わせてくれた演奏だった、ということ。そこまで色濃くなかったけど、合唱団がとてもよくて、「あ、そういえば、オペラオケだったんだ」と、思い出したのでした。
4楽章の終わりは、ぎゃぎゃぎゃーっと速くなって、ずずーんと遅くなって、がはっきり演奏されていて、おもしろかった。濃かった。そのまま、もっていかれて、ピリオド、でした。
彼らの演奏は、とても素敵で、クラッシックの魅力を体が喜んでいました。やはり、自分はここがいいんだなー、と再確認もしたし。ちょっと、三線が続いてきているけど、やっぱり、ピアノが、弾きたい。わたしは、ここだ。誰かの伴奏を、したい。だれか、いませんか?
ちょっとね、最後の終わり方は、「えー、タイって・・・」と思ってしまうものだったけどね。ま、愚痴は言うまい。だって、素敵な演奏だったから。
一緒にいってくれたみんな、ありがとう♪
by mamemama_blog
| 2007-09-24 03:25
| 楽しむ@Thailand